通信Vol.134(2015年7月)

 先日まで涼しい日が続いたと思ったら、いきなり猛暑が続いています。こんなときは体調管理もしっかりしないと熱中症で倒れそうですね。皆さんはどんなふうに体調管理していますか?
 
 今回は、他人にコントロールされない生き方を考えてみたいと思います。他人にコントロールされると聞くとどんな状態を想像しますか?夫(妻)の言いなりになったり、親や会社の上司の支配下であったり、恋人に振り回されたりといった場面を想像する人も多いのではないでしょうか?もちろんそれらは顕著なケースですが、誰かの顔色をうかがって気持ちが落ち込んだり、自分のやりたいことがやれないというのも他人によってコントロールされている状態といえます。

 世の中には気分屋とかクレーマーという人種の人がいます。他人の行動に色んなケチをつけるケチ男・ケチ子というのもいます。そういった人たちに共通する意識について考えてみましょう。自分が困っているわけでもないのに、差別表現だとか迷惑行為だといってテレビやインターネットの情報に苦情を寄せる人を俗にクレーマーと言いますが、彼らは「世の中を良くしよう」という大義名分の刀を手に、切りつける相手を探すために日々テレビやパソコンとにらめっこしています。(どれだけヒマなんだって話ですが(^_^;))
不愉快な情報は自分の意思でシャットアウト(電源を切るなり、チャンネルを換えるなり)すればいいのですが、あえて見る選択をしたうえで情報発信者を攻撃するわけです。
 私はハ虫類(特にヘビ)が嫌いなので、テレビに出たら即チャンネルを換えます。あえて嫌いなものを見続けて、テレビ局にクレームをつける時間も勇気もありません。
 
子供の頃、小学校で使った「ジャポニカ学習帳」の表紙と言えば世界の花や昆虫、動物など子供の興味を惹くものが代表的でした。しかし、最近の表紙の写真は「花」の写真オンリーになってしまっています。保護者から「虫は気持ち悪い」というクレームが入った為「花」のみになったらしいのです。クレームを言う親も親ですが、そんな偏った要望に応えて子供の好奇心の芽を摘んでしまうような製造元の対応も残念だと思います。

 私たちの周りには落とし穴がいくつもあったり、陰で待ち伏せする輩がいたりします。そんな罠にハマってアタフタしたり、罠にかからないようにと自分の歩きたい道をかえていくのが相手にコントロールされている状態ともいえます。
 誰かの機嫌を損ねないように自分がやりたいことが出来なかったり、他人の顔色を見ながら言いたいことがいえない状態というのは決して健康的な状態ではないです。では言いたいことを何でもストレートに言えばいいのかというと、それは違うと思います。伝えるべき物事の本題を議論する以前に怒りをかってしまっては元も子もありませんからね。