通信Vol.140(2016年1月)

 今回は「仕事を楽しむ人はお金に困らない」と題してお話ししたいと思います。もし「お金に困って無い」「お金は十分あるから」と言われる方は読まなくても大丈夫です。

今まで付き合いのあった人達から学んだこと、それは「仕事を楽しむ人はお金に困らない」ということです。なぜだと思いますか?
その前に「お金に困る」というのはどんな状況だと思いますか?毎月の手取り収入がどのくらいあったら貴方は「お金に困らない」生活が出来ますか?「貴方は」と言ったのは人によって必要なお金の額がそれぞれ違うからです。月に5万円で足りる人もいれば、月に100万あっても足りない人もいます。収入によって支出の額も変わる人が多いのでお金に困る人は手取り10万でも困るし、それが2倍になっても困っているし、3倍になっても困っている状況からは抜け出せないのです。「お金に困る」というのは収入の多い少ないには関係ないのです。

もし私が独身で月の収入が10万だったとしたら、家賃3万円位の住居を探して、食費3万円、車を手放し原付バイクで通勤し(雨でも雪でもカッパ着て耐えしのぎます(^_^;)ガソリン代5千円、外食は月に一回公園でピクニック、水道光熱費は月に1万5千円、1万円は貯金、1万円図書費といった感じでしょうか?この状況だったらお金には困ってないと思います。10万円なら10万円の楽しみ方があると言ってもいいでしょう。
お金に困るとしたらこんな感じです、家賃5万円、食費3万円、外食費1万円、水道光熱費が1万5千円、自動車も所有して維持費とガソリン代が3万円。ここまでで、すでに13万5千円ですから3万5千円の赤字です。マイナス3万5千円のやりくりでお金に困ってしまいます。さらに冠婚葬祭等の急な出費が追い打ちをかけます。

仕事を楽しむこととお金に困ることと関係無いじゃないかと思われますか?

私は共通することが沢山あると思います。

仕事は楽しいと聞くと「仕事が楽」と思われるかもしれませんが、楽な仕事なんてそうそうないし、あったとしてもごく稀です。ほとんどが辛かったりきつかったりします。そんなきつい、つらい仕事を楽しめる人は、5千円のランチでも楽しめるし、500円の弁当を買ってピクニックでも楽しめる人です。楽しめる人は同時にその状況に感謝出来る人でもあります。当然仕事を楽しんで感謝する人にはどんどん仕事が回ってくるし、待遇だって良くなるに違いありません。ちなみに幸福感の強い人は9.4年長生きするという統計があるそうですよ。