通信Vol.169(2018年6月)

高山もいよいよ梅雨入りの季節となりました。うっとうしいジメジメは嫌ですが雨降りのドライブは好きです。稲垣潤一の「ドラマティックレイン」なんかかけたりすると妙にテンションが上がってしまいます(私かなり古い人間です笑笑)

先日、歌手の西城秀樹さんが亡くなられたと報じられていました。アイドルタレントの元祖のような人で情熱的な歌で存在感のある人でした。自分が子供の頃にテレビで見ていた人がいなくなるというのは寂しい気がします。自分も歳を取ったことを痛感します。

今回はメンタルの強さについてお話ししたいと思います。あの人はメンタルが強い、メンタルが弱いなどと言いますが、メンタルの強さとは一体何を表すのでしょうか。
誰かに嫌みを言われたときに言い返せる人が強い人でしょうか?じっと我慢できる人が強い人でしょうか?
いろんな説があるとは思いますが私はメンタルの強さとは外的要素に心が揺さぶられないということだと思います。外的要素に揺さぶられないとは例えば友達やパートナーから批判の言葉を浴びせられたとしても、それによって自分の心の中が乱されにくいとか、強い外的ストレスをすぐに忘れられると言うことです。よく言えば心のタフな人、悪く言えば外的要素に鈍感な人と言えそうです。鈍感と言うとマイナスなイメージが思い浮かびますが、対人関係において、外的要素にある程度鈍感であると言うのはとても強みなのです。
心が敏感であればそれだけ傷つきやすくなりますし、他人の評価を気にして自分のやりたいことが出来なくなってしまう可能性があります。他人がどんなに不機嫌な顔で居ても自分はそれにつられないで上機嫌で居られるのはメンタルが強い証拠です。喩えるならば外でどんなに暴風雨が吹き荒れていても、建付けのしっかりした頑丈な家の中に居れば少しも濡れずにすみますが、屋根に穴が空いている家に住んでいたらどうでしょう?少しの雨でもびしょ濡れになってしまいます。メンタルを強くするということは、建てつけの良い頑丈な家に住むのと同じです。嵐にあったら、家の中でテレビでも見て嵐が過ぎるのをじっと待つだけです。
メンタルを強くする目的は何か考えてみたいと思います。メンタルが強いとどんな良いことがあるのでしょうか?他人にどう思われているのかが気にならなくなったり、周囲にどんな人がいても自分の機嫌を乱されなくなります。自分が主体の人生を送れるようになるということです。先ほどの家の譬えでいえば、外で暴風雨が吹き荒れていても快適な家の中でソファーに寝転がってテレビをみて過ごすことが出来るのと、屋根に穴の開いた家で、雨漏りに不安を感じながら過ごすのでは雲泥の差があります。
他人の機嫌が悪いのはその人の都合であって、貴方には関係のないことです。嫌味を言ってくる相手は貴方に嫉妬しているのです。あなたが目標を高く持てば必ずドリームキラー(夢を壊す人)が現れます。そんな他人の言動で一歩踏み出すのを止めたり、クヨクヨするのは勿体ないことです。1年365日、1日24時間は万人に平等に与えられています。同じ時間を過ごすならば、どうにもならない他人のことを考えて過ごすより、どうしたら満足のいく人生になるか、どう高みを目指せるか、どんな楽しいことがあるかを考えて生きる方が良くないですか?
一度きりの人生ですから。