通信Vol.210(2021年11月)

紅葉も散り始めて、いよいよ冬に向けての準備に取り掛からないといけないですね。雪囲いをしながら、今年の冬は雪が降るのかな?なんてことを考えています。

今回は、人生を楽に生きるための自分の価値基準について一緒に考えてみたいと思います。

貴方は自分の価値をどのように見出していますか?

自分の価値を決めるのに「他者基準」と「自分基準」というものがあります。

 

まず「他者基準」とは

・お客さんから「貴方と話すと楽しいわ」と言われるのがやりがいだ。

・上司から(あるいは部下から)「仕事ができるね」とか「いつも頼りにしてます」と言われて嬉しい。

・親から「あなたはいい子ね」と言われて育ったことが自慢だ。

・「いつも素敵ですね」と他人から褒められることが自慢だ。

・大切な人から「大好きだ」「愛している」と言われることが至福だ。

・目標を達成したことを皆に褒められてテンションアゲアゲ↑↑↑

・子供から「自慢のお母さん(お父さん)」と言われるためにおしゃれをしている。

・学校の先生から褒められてやる気が出た。

等々他人の評価を基に自分の価値を決めていくことです。

 

対して「自分基準」とは

・自分の接客にお客さんも満足してくれていると思う。

・自分の仕事ぶりが職場の上司(部下)の役に立てていると思う。

・親の期待にも応えたいが、自分の人生は親のためにあるわけじゃない。

・他人の目を意識して、身だしなみには最大限気を付けている(どう思われるかは相手の都合だ

から気にしていない)

・「大好き」「愛してる」という気持ちを大切にしている。相手からのリアクションがあれば嬉しい。

・目標を達成したことで達成感を感じる。

・子供から見られて恥ずかしくないように仕事を頑張ったり、おしゃれをしている。 「自慢の・・・」と

 言われるかはわからないけど。

・学校の先生から褒められても褒められなくても、自分の価値は自分で決めると決めている。

等々自分の価値を自分で決めていくということです。他者からの評価を聞かないという事ではなく

て、過剰に気にしないということです。

 

「他人基準」と「自分基準」どちらの基準で自分の価値を決めたいと思いますか?

「他人基準」で自分の価値を決めていると、他人の評価に一喜一憂するようになります。他人の顔色をうかがったり、自分の心の安定を他人にゆだねるようになって「どうして○○してくれないの!」と他人を責める気持ちが生まれてきます。また自分を褒めてくれる人は良い人、褒めない人は悪い人と、自分への対応で相手を判断するようになってきます。

「自分基準」は一見自己満足で独りよがりなように見えますが、他人の価値観に左右されない自分の価値基準で自分を評価するので、心に安定感が生まれます。

他人の価値観に左右される人生と、自分の価値を自分で決める人生。

あなたならどちらの人生を生きたら楽しく生きられそうですか?